7.06.2010

空に近いところ

腕時計についている気圧計は限りなく変化がない。
気圧610haあたり、標高4000mほどの道をただひたすらに南下していく。
日常の生活圏が海抜0に近いところにいる自分からすれば、4000m分だけ空に近いところをただただ空を眺めながら旅しているとも言える。
このくらい空に近くなると、空は青の深みを増し、青と紫と緑を深く混ぜ合わせたような、紺碧の空が、地平線からアタマのテッペンまで広がっている。ラジオもつけず、音楽も流さずにただひたすら空を眺め、アンデスの山々を左手に見ながら南へ、南へと走り続ける。
まだまだ先は長い。

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