7.04.2010

熱狂

ワールドカップサッカーの試合をスポーツバーで観戦し、ペーニャでフォルクローレを聴いた。
ワールドカップで南米のチームが立て続けに敗れたこの日、試合が終わった瞬間にどこかもの悲しげな空気が人々の表情に浮かんでいた。

アルゼンチンの試合も、パラグアイの試合も、自分たちの国の応援ではなく、”南米の”国がヨーロッパの国と戦っていることに応援の声をあげて、テレビの前は熱狂に包まれていた。
そう、まさに熱狂という言葉がふさわしいほどの盛り上がりだった。
しかし負けた。

そこには深い悲しみと表裏一体になった熱狂があった。
どこか悲しいフォルクローレのように。

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